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緑化作品入賞者

森の名手・名人

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(社)国土緑化推進機構では、「もりのくに・にっぽん」運動として、平成14年度から「森の名手・名人100人」を毎年、全国から公募・選定しています。
「森の名手・名人」は、森林に関わる分野において優れた技や知見をもってその業を極め、生活者の模範となっている達人のことです。

これまで認定された方々の中で、奈良県でご活躍されている方は23名いらっしゃいます。
この度新たに選ばれた2名の方をご紹介いたします。


◆ 平成23年度に認定された方々
【森づくり部門】
そま師

中 秀作 さん(十津川村在住)

中学校卒業前から山仕事に慣れ親しみ、卓越した体力で複数のチェーンソーを駆使して的確なハリ取り作業、伐倒作業、木取り作業を丹誠込めて行ってこられました。中さんが伐倒、造材した木は、原木市場で人目を引くほど美しく、高く評価されています。十津川村林業の歴史を知る貴重な人物でもあり、林業全般の技術に優れた十津川村における木材伐採の第一人者です。地域特産マンネンタケの育成にも尽力されておられます。


【森づくり部門】
造林手

竹内 信市 さん(東吉野村在住)

吉野林業の中心地である東吉野村において伝統的な吉野林業の技術を踏襲しながら、植栽本数・枝打ち・除間伐等を工夫し、独自の育林技術を確立されました。復元された奈良市の朱雀門・大極殿にも竹内さんが育てられた材が用いられるなど、竹内さんの出材品は高く評価されています。また、吉野林業の改善にも長年努力されており、まさにリーダーというべき存在です。


◆ 平成22年度に認定された方々
【森づくり部門】
筏師

深瀬 常保 さん(十津川村在住)
深瀬さんは、学校を卒業してから、十津川村において鉄砲堰をつくり木材を流送しておられました。陸送になる前は十津川村から新宮まで新宮川を流送しており、十津川村内の水量の少ない区間を鉄砲堰にて流送し、流れの緩やかな中継地点まで木材を運んでいました。ダムの完成により筏流しは終わりましたが、その後は近畿各地で筏流しの指導にあたり、近年では林業の歴史の貴重な語り部となり、環境教育等の指導をしておられます。
【森づくり部門】
道づくり・林業機械の改良

岡橋 清元 さん(兵庫県西宮市在住)
岡橋さんは、自ら自社経営山林に赴き、所有山林の機能を最大限に高める努力を重ね、かつ自然環境保全にも配慮し、森林を繊細に取り扱いながら、林業経営のネックとなる伐出作業の省力化・低コスト化を図るため、災害に強く壊れない高密度路網の開設と狭い幅員に合わせて工夫された林業機械を導入した作業システムを構築されています。現在も高密路網を年間3,000m開設、その総延長は78,000mに及びます。

◆ 平成21年度に認定された方々

【森の恵み部門】
山野草料理人

前田 忠慶 さん(御所市在住)
復員後、川魚料理店を開店される傍ら、料理学校で指導にあたってこられました。また、山野草の料理指導も行い、奈良県南部の民宿業界にも貢献してこられました。
現在でも、山や、近くの川辺にある山野菜の調理法を伝え、森の恵みを大勢の方に伝えておられます。
【森の伝承・文化部門】
森林ガイド

野崎 和生 さん(下北山村在住)
村内にツチノコ共和国を設立し、年に2回、都市部を中心とした参加者に下北山の自然体験を指導し、好評を得ています。
また、山野草に関する知識が豊富で、村内の世界遺産「前鬼山」等で活躍され、解りやすい巧みな話術で子どもたちを引きつけておられます。
【森づくり部門】
造林手

辻谷 達雄 さん(川上村在住)
川上村に生まれ、吉野林業の特色である密植、枝打ち、多間伐といった集約的な施業を担っている造林・育林技術者の第一人者です。後継者の育成にも力を注いでおられます。「山の学校達っちゃんクラブ」では、都市部住民や子供達に自然に親しむ活動を進めておられます。


◆ 平成20年度に認定された方                             
【加工部門】
竹細工

澤井 功 さん(五條市)
 籠や箕などの日用品から工芸品まで、竹細工全般の製作と販売を手がけておられます。製作にあたっては、自ら竹藪に入り、素材となる竹の吟味から完成までを一貫して携わっていらっしゃいます。
  永く「無銘の業物」を誇りとする職人に徹してこられ、伝統の手法を守ってこられました。第一級の竹籠を手掛ける各流派家元御用達の花籠商「南善一」から高く評価されており、「竹巧朋」銘を授与されました。高野山の諸寺院からの贔屓も多いそうです。


◆ 平成19年度に認定された方々

【森づくり部門】
磨丸太加工

上田 善嗣 さん(吉野郡吉野町)
上田さんの基本的な経営理念は吉野林業の基本となる高品質材の生産ですが、自身の保有規模、齢級配置、資金力等を考慮して、中小農林家が可能な短伐期高収益林業を成立させ、知的林業を実践しておられます。
上田さんの考案された施行事例は、1)杉優良挿し木品種による磨き丸太仕立て、2)杉天然絞品種による磨き丸太生産及び秀木材生産、3)杉挿し木品種による海布丸太生産、4)杉天然絞丸太と海布丸太混植施業等です。

【加工部門】
ケヤキ指物師

山口 勝 さん(吉野郡黒滝村)
指物家具には古くから「四方蟻」「水組」「朝顔留め」等の継ぎ方があり、いずれも木にホゾ穴を開けて凹凸に組み合わすもので、釘などを使わなくても頑丈に留めることができます。山口さんは県下で唯一の「水組」の技法を受け継ぐ家具指物師です。
「水組」は、捻れ組とも呼ばれる高度な技法で、角から見るとき継ぎ目が「水」の字に似ていることに由来します


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